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偶然だと思ったら全て必然である話。

酔っ払って1日中外を眺め続けていたい。

 

偶然と言うものがあります。

例えば…、…。

 

ありません。

自分は産まれた時からすでに死ぬ事は確定していて、それならば必ず「死ぬ」と言う未来はまず大前提としてあるわけです。今この瞬間にも死ぬ未来へと自分は生きています。

死んでしまう未来を今の自分は観測できないわけで、今の自分からしてみれば1秒後1年後100年後に起こる事は偶然と感じるかもしれません。

しかし、死んでしまった未来の自分から思えば過去の出来事は全て「起こった事」であり、過ぎた事は全て必然と言えます。

ですから明日も明後日も4日後も5年後も自分が死んでしまうその時まで何が起こるかは決まっていて、いちいち気分を上げたり下げたりする必要は無いのです。

 

自分が選択したつもりでも、それは死んでしまうまでのただの答え合わせです。部屋の壁にでかい蛾がとまっていると思ったらイヤホンの影でした。蛾だと思って引きつりかけた頬も必然です。

 

体を動かして生きているふりをして、中身は終わった人生の答え合わせをしていて中々退屈です。

それでも、もしかしたら明日、1時間後、未来に、今までの心を全てひっくり返してそれでもおつりがくるような、そんな素晴らしい何かが起こるかもしれない希望に似た呪いを背負い、身体を動かしています。お酒がおいしいだけで十分なのかもしれませんが、酔っている時くらい欲深くなっても…、…。

 

大丈夫、死ぬ事は確定しています。

 

おわり。


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