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お酒を飲むと世界が優しくなる話。

ナナちゃああああああああああんあああああああ!!!!!!!!!

 

バーカウンターを兼用PCデスクにしてしまった事を少し後悔しています。長時間の作業ができない。椅子が腰を破壊してきます。

そもそもバーカウンターとしての機能がぎりぎり果たせているかどうかの瀬戸際であり、ペンタブ(板タブ?)はグラスを置くためのコースターではない。コルクはたまるばかりで飾るための縄を綯う気力も時間も足りやしない。

それでも、お酒がこんなにもおいしいだけで全てを許してしまえます。

腰が痛かろうともお酒のすてき作用で痛みは無かった事になり、2台のディスプレイに半分以上とられた机上の領域もお酒を置ける場所があれば何も問題はありません。むしろそれ以外に何が必要だと言うのでしょうか。バーカウンターとしての機能を申し分無く発揮しています。先程までの自分が愚かでした。何も見えていなかった。

これでいい。全部これでいいのです。間違いは無かった。

 

自分の認識が間違っていた事はあらゆる時、場所、空間その他様々においてあります。

酔った頭では特に思いつく事は何もないのですが、いや酔っていない頭でも何も思いつきませんが、おそらく自分自身は何から何まで間違えているのでしょう。それでも酔っている間だけは、全てが間違えていない、正しいものが正しくあるべき世界に感じられるのです。裸眼でぼやぼやの視界の人が眼鏡をかけたように、お酒は眼鏡なのです。自分は眼鏡でお酒なので、とってもすごい2倍眼鏡と言ったところでしょうか。

ここから、ええ、…。

 

言いたい事も主張したい事も特には無く、強いて言えばお酒がおいしいねと、それしかありません。

 

酔っていると、何かと主語や話のスケールが大きくなりがちです。

読み返してもいませんが、上の文章を想像する限りさも壮大そうな人間の核心を突いたぞとでも言いたげな事を書いているのでしょう。そんなものは全て酔っ払いの戯言です。しゃっくりも出てきましたし。

 

酔って幸せな自分がいて、その画面の手前に俯瞰で見ている冷静なつもりの自分がいて、それでも酔っているねと眺めてふわふわしている自分がいます。自己が分裂するなんてよくある事です。分裂と言うよりは自分の他人がつくられると言うか。

そんなことはどうでもいいのです。

視界の端に大きな蜘蛛のような影がちらつきましたがおそらく眼鏡の反射です。

 

お酒は、こんなにも良いものなのです。

 

おわり。


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