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しらふで気が狂ったメモ。

フルーツジュースってなんで黄色なんじゃろう。

 

いやにそわそわし、自分の部屋のどこへともつかず視線を散らかしていきます。

何か見たいものも無く、かと言って目を閉じる程の気力もわき上がらないためにまぶたを上げたままにします。やや散らかった小汚い部屋で布団にくるまり、何もせず、いやできず、孤独と言う名の同棲相手の影も肉体も温度も全てこいつはよく見えず、感じるにはあまりにも自分とおんなじ形をしているので気味が悪いと1人笑っているしかありませんでした。なんにも見えないのです。

だんだん自分の姿をした孤独は自分の内臓をぶちぶちと引っこ抜き始め、少しねちょっとしたペンキのようなものをぬり始めます。先程よりも少し不快感が掘り起こされます。このままではそう遠くない数分後に心が潰した蛹の中身みたいにねちょっとなってしまうと思い、自分は急いでお酒を買いに行かなければなりませんでした。コンビニへの細い道をとろとろ走らせている途中に猫のようなものが少し前を横切り、車の中で1人ひき殺すぞボケカスがァ!!!と叫んでいる人がいて、ああ孤独と言うものはここまで頭をおかしくさせるのだと実感してまた面白くも無く笑ってしまいました。猫好きですしひき殺すなんて微塵も思っていませんでしたので、本当に孤独が言ったのでしょう。

無事にお酒を買い、部屋に戻るとしらふと孤独を引きはがしにお酒を飲みます。今に至りました。酔いはまだまわらず、孤独は瓶の黒いところに映ったままです。

明日視力を失えばもう働かなくて済むし、視力を失った状態で見る夢の美しさを存分に味わう事ができるはずで、有り体に言えばひどく疲れました。いつになってもこのぐじゅぐじゅで傷みやすい脳みそを捨てて握りこぶしでもって叩き潰す事は叶いません。もう、いいのです。生きているだけでえらいなんて事は美少女にだけあてはまり、そんな曖昧でぼやけたクソみたいな浅ましい欺瞞で自分は自分を肯定しません。自分には死んだ方がえらいと言ってくれる美少女が必要。自分は正しいのです。

視力さえ失えばみんな美少女に見えるのに。

 

おわり。


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