スポンサードリンク

小学生の頃の棺桶の話。

PC設置場所ドラえもん化計画を発案及び審議中。

 

今日、ふと小学生の頃を思い出しました。

具体的に何だと言うわけではないのですが、小学生の頃の記憶と結びつく空気を感じたと言いますか。

目に見えるもの全てが意味もわからずとてつもない秘密を隠し持っていて、自分はこれからそれら全てを解明していけるような、わからない事が輝いて見えたような。自分では文字に書き表せない感覚です。ところで秘密を隠し持つって意味被ってるような気がします。秘密を持つ…?

書いていて思い出した景色があります。

小学校の校庭、辺に沿って植えられた記憶の限り…寒椿だったでしょうか、生垣がありました。

ぴっしりと綺麗に揃って植えられた生垣でしたが、とある1か所だけ根元に1m無い程の大きさの石が半ば埋められ、木が生えていない空間がありました。自分にはそれがまるでここではないどこかへ繋がっている異界への門のように思えました。

入ったところですぐにわさわさとした枝に囲まれた薄暗いだけの空間だったのですが、ぎりぎり体を通せそうな枝の隙間を探してねじこみ進んでいきました。結局1mも進まないうちに枝に阻まれてしまい、体には硬い枝によるこすり傷が白く幾筋もできていました。

その行き止まりは自分にとって非常に居心地が良かったのを覚えています。

少しひんやりとしていて、葉っぱの間から少しだけ届く太陽の光と、誰かが校庭で遊んでる声がやけに遠く聞こえていました。当時は名前もわからなかった謎の枝に囲まれ、そこにひっついていたり地面をちょろちょろしている虫たちがどこから来てどこへ行くのか、なぜ生垣にただ1か所だけ穴が開いていたのか、全てがわからなくても「不思議である」と言う魅力に間違いはありませんでした。

秘密基地と言うにはいささか狭すぎましたが、自分しかたどり着けない特別な場所の様な気がして、大好きでした。

 

いつから「不思議さ」が「それが理解できない自分の頭の悪さへのいらだち」になったのか…とか暗く締めようかとも思いましたがやめておきましょう。昔の話はそこそこ好きなのです。

 

また夢であの頃に戻りたいものです。

 

おわり。


スポンサードリンク