昔は花より木や葉っぱの方が好きだったんだよ。
職場の雑草庭園がいよいよ春らしく華やかに綺麗に花をつけてきました。
自分が中学生か小学生の頃は、花が枯れてしまうのが気に入らなくて仕方がなくて、花のほとんど咲かない観葉植物(葉っぱだけ)が好きでした。
しかし今では、花の美しさとでもいうのでしょうか、この世界に形を残すただキレイな花というモノが美しく感じられて仕方がなく、好きになってしまったのです。
これはいわゆる俗にいう恋というモノかもしれませんが、そんなことは置いておいて、花は只、季節がめぐれば花をつけ、それはそれはキレイに咲くモノであるのです。
人間が生まれる前から、人間が死んでしまったずっとそのあとも。
言うまでもなく、自分は酔っていますのでこの話に信憑性も信頼性もなく、ただ酔った世界に共感できる人に届けばいいのですが、酔った目で見るこの世界は只美しく、自分を何も否定しないで受け入れてそのままでいてくれるのであります。
優しいこの世界で、それでも自分はまだこのままで、酔いがさめるまで幸せに生きていきたいと、ぼんやりと願っております。
終わり。