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Suicaを手に入れ都会人になった話。

扇風機を買うタイミングを逃し続けている。

 

つい先日、ついに都会人の証であるSuica(電子マネー)を手に入れました。

今まで怖くて避けてきたのですが、一緒に行動していた先輩に勧められ駅の切符売り場より授かりました。あんな簡単に買えるなんて現代社会はすごいなあとしきりに感心するばかりでした。

 

 

テンションが上がりすぎたのと電子マネーをほとんど知らなかったのでぱすもと勘違いしました。

 

しかし、改札にぴっとかざすだけでああも簡単に通れるとはすごいです。海を割るモーセの気分でした。もしくは印籠を見せびらかす水戸黄門

 

電子マネーを手に入れたのが初めてなので、それはそれはもう感動しました。

これでようやく都会人の仲間入りです。今なら少し都会ぶった雰囲気を出せます。

 

切符が形を失い見えなくなってしまったのは少し寂しい気もしますが、これも便利さの犠牲…いや合理化なのでしょう。

 

ところで切符といえば、自分は切符とか商品券とかブルーチップとか切手とかの、なんだか妙にきちっとした小さい紙片が不思議と好きです。見た目の簡潔に完成している感じとでもいうのでしょうか、〈価値〉の必要最低限要素が丁度良く収まっている感じというのか…とにかく言い表しにくいですが見た目が好きです。

 

話が寄り道してしまいましたが、そんなわけで自分も見事都会人の仲間入りを果たしました。都会に行けば人が多いだのビルが高すぎるだの自販機が液晶画面だの思いますがもう田舎者とは言わせません。言われても聞こえないふりがあります。

 

いろいろな形あるものを失いながら都会人を突き詰めていくと、最後にはいったい何が残るのでしょうか。生きている形も肉体の形も精神の形も失って、ただ効率の良い思念だけの存在になってしまいそうで少し怖いです。いつか死んでしまう事さえ失ってしまったら面白いですね。

 

暇つぶしに考える未来の可能性は限りないと思いました。

 

おわり。


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