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視力が落ちている話。

お店でお酒を飲むとお金がかかるがその分良い事もあるんじゃ。

 

ビールを飲みながら川を眺めていました。

水は澄んでいて底の濁った泥の色が見え、灰色の鯉が4、5匹のろのろと優雅に泳いでいました。近くにぎらぎら銀色に光る板が見えたので、ルアーでも落ちているのかと思い目を凝らすと、名前もわからない小魚の腹が輝いているのが見えて、生き物もこんなに金属のように光るのかと驚きました。少し目を離した隙に小魚はどこかへ行き、穏やかな川面がめらめらと生ぬるく光っているのでした。

水面も光るし太陽も光るしPCも光るし自然にはいつも光がつきものです。

人の頭が光るのも自然の成れの果てなのでしょう。自分の死骸も1680万色に光ってほしいものです。生きている内に輝く事は想像できなくても、死後ぴかりちらかすのは自分に関係ない事なのでいくらでも適当吹かす事ができます。

 

川面のきらめきも、鯉も小魚も他人の目を通せばもっと美しく感じられるのかもしれませんが自分の目にはどうにも色がついて見えません。時間そのものを見ているようで止まってくれないかとしか思えませんでした。

 

おわり。


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