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頭の毛と床の毛の話。

カニの殻が突き刺さった傷がなかなか治らなくてウケる。

 

キーボードの隙間に挟まった髪の毛を眺めているとなんともいたたまれない気持ちになります。

いや、キーボードの髪の毛だけではなく、床や枕や棚の上にいる髪の毛たちもです。

自分の頭についている時はきれいに整えようとかつやつやにしようとか、それなりに手間をかけて大事にするのに、1度頭から脱落するともう汚さや不快さの象徴です。あまりにも不憫。

しかし抜け落ちた髪の毛はもう落ちた髪の毛です。大事に取っておきたい気持ちもわく事なく掃除機やゴミ箱に任せます。

身体と繋がっていたものがゴミになる境界線は髪の毛のような形をしているのかもしれません。

 

おわり。


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