洗濯機の脱水音が雨の音に聞こえて梅雨を先取りした気分。
昔は雨が嫌いでした。
外で遊べないし濡れるし寒いしでいいことなんか何一つないように思っていたからです。特に、学校に登校する時靴下や服の裾がびしょびしょになるのが気持ち悪くて本当に嫌でした。
しかし最近になって、雨が好きになりました。
きっかけなどは特になかったようなあったような気がします。
雨の日の、空が雨雲に覆われて薄暗く光っていたり、雨粒で視界が少しぼやけて曖昧になったり、気温は下がるけど体が薄い水に包まれるような柔らかい感覚があったり、深い地下室みたいな独特の匂いが漂ったり、地面や窓や傘を打つ乾いた音がばらまかれたり、汚れた世界を綺麗に洗い流してくれるような気がしたりするところが大好きです。
空から水が降ってくるとかマジパネェ奇跡。
そもそも神社で手を清めるために使われたり河川を神として奉ったりしてるくらいありがてえもんが空から降ってくるとかンッパネエに決まってますよハア。
水がなかったらお酒も造れないしやっぱりお水大好き。
雨は室内から眺めるも良し、外にでて浴びるのも良しです。
仕事中とかでもたまにお外に飛び出して雨を浴びてしまいます。
休みの日とかだと、朝からぼんやり薄暗い外を見て雨音を聞きながらお酒を飲むのがもう最高に最高です。とても気持ち良く酔えます。酔いすぎて1人でゲロを吐いているときもたまにあります。楽しければいいと思います。
昔と今で何がそんなに変わったのか自分でもよくわかりませんが、絶望と仲良くなったことが多少はあるのかもしれません。
気分が沈んでいるなら沈んでいるなりに楽しみ方があることに気が付いたとでも言うのか、別に死ななきゃ何とでもなるし死んだら死んだでそれはそれでいいんじゃない、と言うような感じですか。この辺はまたもっと深く書きます。
雨の日はドラム缶にできた水たまりをしばしば眺めたりするととても楽しいです。
— キノセイ (@Lycoris_Alk) 2020年4月1日
今日は雨で干していた洗濯物が濡れました。ちくしょう。
おわり。